一口馬主の喜怒哀楽

社台&サンデーレーシングの一口馬主をして感じた喜怒哀楽を赤裸々に綴っています。イスラボニータ(引退→種牡馬)、バンゴール(引退→繁殖牝馬)に出資していました。現在は小休止中。またイスラボニータ、バンゴール産駒で一口馬主になりたい。

ランキン馬主への道? その477 イスラボニータ、美浦トレセンに帰厩

2016年09月14日 

美浦TC

山元TCで順調に調整されて、9月13日(火)美浦TCへ帰厩しています。

今後の仕上がり次第で、10月9日(日)東京・毎日王冠(G2・芝1800m)と10月22日(土)東京・富士S(G3・芝1600m)の両レース睨みで調整していくことにします。

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イスラボニータ、火曜日に美浦に入っていました。

一応毎日王冠と富士Sの両睨み…と書かれていますが、今日のデイリーの有力馬次走報では富士Sと報道されていました。


イスラボニータの休養明けの調整パターンとして、1ヶ月以上前に入厩して徐々に仕上げていく…という感じ。今回は既に毎日王冠まで一ヶ月を切った時点での美浦入り。

さらに牧場では3か月間ずっと左前脚の硬さについて言及され、一時乗り込みを中断するなど決して順調…とは言えなかった経緯をたどった末の入厩です。


これらを勘案すると、既にレースまであと3週間しかない毎日王冠への出走はまず難しい…というのが現実的でしょう。

よって、デイリーで報道されたように、富士Sへの出走が濃厚と考えて良いと思います。


また、富士Sに出る…という事で、もう一つ確定となるのが、天皇賞は回避してマイルチャンピオンシップに向かうローテ―ションがほぼ確定する…という事です。

なぜなら富士Sは天皇賞・秋の前週に行われるからです。オグリキャップならともかく、大事に使われているイスラボニータが連闘で天皇賞に向かう可能性は皆無です。


ファンの多いイスラボニータですから、3年連続の天皇賞・秋出走がない事を嘆く声も多いかもしれませが、一口馬主としての私としては、今回の富士S→マイルチャンピオンシップというローテーションには大賛成です。


残念ながら年齢を重ねるにつれて、硬くなっているのか、1800m~2000mのレースでは追って伸びてきてるように見えても、ゴール前で甘くなってしまっています。

エイシンヒカリを捉えるかのように見えて、結局ディサイファにも交わされてしまった毎日王冠はその典型的な例でしょう。

マイルに専念したからといって、調子の良かった頃のイスラボニータがすぐに戻ってくる…と楽観視は全くしていませんが、ここはひとつ、名よりも実を取ってほしいです。


まずは2年以上勝ち星から遠ざかっている事から、本賞金を加算したいところ。そして、願わくばG1を再度勝って輝きを取り戻してほしいところです。


今回の放牧は、かつてないほど順調さを欠いたイスラボニータ。惜敗続きで悔しい思いをした昨年の秋シーズンや、精彩を欠いた今年の春シーズン以上に試練のシーズンになってしまうかもしれません。

陣営の青写真としては、もう一つG1を勝ってからの引退…だった思います。

しかし、今年の秋シーズンのイスラボニータは二ケタ着順が続いて、能力の衰えが顕著になっての引退…という危機もあると感じています。


ロゴタイプのように諦めなければ再び栄冠が待っている事もあります。しかし、それにはコンスタントにレースに出て、かつそれなりの成績を収めなければ現役続行とはなりません。


このまま引退しても種牡馬にはなれると思いますが、配合される繁殖牝馬の質を考えればなんとかもう一つG1を勝ちたいところです。

ピンチをチャンスに変えて、栄光を掴んでほしい、イスラボニータ!