一口馬主の喜怒哀楽

社台&サンデーレーシングの一口馬主をして感じた喜怒哀楽を赤裸々に綴っています。イスラボニータ(引退→種牡馬)、バンゴール(引退→繁殖牝馬)に出資していました。現在は小休止中。またイスラボニータ、バンゴール産駒で一口馬主になりたい。

日曜日の狙い (12/5)

日曜阪神10R ゴールデンサドルT

◎13ラタフィア ゲルショッカー 
★06サンレイフレール
★07トウカイポピー
★10アンクルリーサム
★11オレハマッテルゼ
★14ホウライウォニング

開幕週と、この馬が逃げで結果を出しているのでどういう展開になるかが大きなポイントなのだが。外国人騎手も多く参加するこのレースはまったく予想がつきません。不確定要素がつよいのですが…。

◎ラタフィアは、それを補ってあまりある素晴らしいゲルショッカーのカタチである。いつもは「ゲルショッカー」の一言で済ましてますが、今回は少し補足してみようかと思います。

まず、ゲルショッカーの基本的条件である

① 前々走勝ち、前走3~9着で今回短縮
② 今回前走より格上げ戦ではないこと
③ 2歳戦・重賞・地方戦を含まない

は3項目とも完璧にクリア。

次に★しゃちょ~さん(第1回M単優勝戦士、京大・京大学院卒、現公認会計士 M単含めて全ての試験一発通過…。この人天才過ぎ…。そのクセにメチャクチャ腰が低い。ヒシミラクル菊花賞を単・複・馬連を1点ずつ1000円ずつ3000円だけ買っていてALL的中(本人曰く「複勝が当たるといいな」…と思っていたらしい)。学生(同時はまだ学生ダメ)のなのに100万以上の払い戻し→そのお金でM単初代管理人☆げのさんらスタッフを接待したナイスガイ。)が2年前に公表された論文「ゲルショッカー」において「外的条件」と定義した

① ハイペース
② 短距離(1600m以下で、特に狙えるのは1200m、1400m)
③ 札幌、小倉、中京の芝は除く

もおそらく3項目ともクリア。おそらくと言ってるのは「ハイペース」のことです。ラタフィア自身が逃げる可能性もありますが、ペースを落として逃げるタイプではないし、他にもアンクルリーサムマキハタグルーオンが居るのでおそらくそれほどペースは落ち着かないと予想しました。すんなりなら(ゲルショッカーの基本からは「差し」なのであまり良くないのだが、他がいかなくて自然なカタチなら)逃げてもいいし、他が無理にでもいこうとするなら、さっさと譲って3番手くらいにつけてくれればいいです。

今度は「内的条件」を見てみましょう。ここからクリアするのが難しくなってきます。まず、条件を羅列していきますので、1つ1つ考察してみましょう。

① 3番人気以内勝ちあがりアリ(休み明けは例外)
② 短縮幅は400m以内
③ バウンド短縮(かなり良い)
④ 短距離実績
⑤ 差し経験
⑥ 芝→ダートは除外

クリアしているものは

①(2走前2人気1着)
②(1600m→1400m)
③(1400m→1600m→1400m)
④(1200mは1-0-0-0 1400mは1-0-3-0 1勝はレコードタイ)
⑤(3走前の3着時)
⑥(芝→芝)

で、なんとこれも全部クリア。特にこの馬は1600m(0-1-0-5)と、1200~1400mの成績がALL3着以内なのに対して明らかに不得手としており、今回は苦手条件→得意条件への舞台移動です。

ゲルショッカーは、ここまでクリアした時点で相当回収率の期待値は高くなってきます。★しゃちょ~さんは具体的な数字を挙げられております。

※★しゃちょ~さんは99年1月~02年6月でこのパターンを集計しています。

芝1200m
49戦11勝
単206円 複102円

芝1400m
35戦6勝
単125円 複123円

です。データにはありませんが、芝に限れば、阪神、中山の回収率はもっと良いとのことです。なんとなくそのイメージはわかりますが。

さらに論文の5ページ目では、ゲルショッカーの必殺パターンとして、

「現級勝ち馬のゲルショッカー

があります。今回の条件となる芝での数字は書いてありませんが、ダートでは

25戦9勝
勝率36%、連対率48%
単148円 複116円

という素晴らしい数字がはじきだされています。ゲルショッカーはダートよりも芝の成績の方がいいため、おそらく芝でも遜色のない数字、もしくはもっと素晴らしい数字が出てるのではないかと思います。

最後に論文のおまけとして、なぜ来るのかの根拠は現在のところ不明としながらも

「1200mの頭数減、1400mの頭数増」

を挙げられています。

その場合の数字はそれぞれ…(99年1月~02年6月)

【1200m】
芝(前走より頭数減のゲルショッカー
20戦9勝
単463円 複150円

ダート
8戦4勝
単351円 複123円

【1400m】
芝(前走より頭数増のゲルショッカー
18戦4勝
単207円 複127円

ダート
12戦2勝
単202円 複73円

とあります。今回のラタフィアは前走12頭立てのレースでしたので、このおまけにまで当て嵌まってしまうという文字通りのおまけつきなのです。

日曜日、午前9時30分の段階の単勝オッズで◎ラタフィアは、オレハマッテルゾ、サンレイフレールに次ぐ3番人気の約7倍。最終的にはもう少し売れていくから5倍前後を予想しますが、これだけの条件が揃っていて5倍ならおいしいと思います。

オレハマッテルゾは1600万下条件でも3着があるし、1000万では明らかに格上の存在で、この人気も当然でしょう。しかし、初の1400mという点が最大の懸念材料です。初距離の今回はテンにおかれてやや後ろからレースを進める可能性も十分。ラストは確実に差しては来るでしょうが、時すでに遅し…の2着を期待します。

◎と同じくらいの人気が予想されるサンレイフレールは、実は昨年の本命馬。このときもこの馬がゲルショッカーだったのです…。昨年は柴田善騎手が下手に大外をぶん回しても矢のように飛んできて2着、今回は武豊騎手という大幅パワーアップですが、何故か今年は距離が1400mになっているというワナが仕掛けられています(苦笑)。サンレイフレールの1400成績は(0-0-0-4)というビックリ仰天のヒドイ成績。臨戦過程も昨年ほどではないため、よくて2着じゃないかな…と予想します。

買い目
単勝
◎10000円

馬連
買うのやめた(笑)。

馬連が買えないのは、PAT残高が11300円しかなかったというオチです(苦笑)。なお馬体重はそれほど気にしませんが、これ以上は太くなってほしくないですね。最後はパドックを見て決めます。

ゲルショッカーの威力を見せてくれることを楽しみにして、心静かに15時を待ちたいと思います。