ランキン馬主への道? その452 バンゴール、期待に応えて石和特別を快勝!
2016年05月22日
美浦TC
5月22日(日)東京9R・石和特別(芝1800m)に55kgルメール騎手で出走し、圧倒的な1番人気の支持に応えて、3勝めを挙げています。
馬体重は前走から2kg減の426kgでした。スタートを決めると、5番手でレースの流れに乗りました。道中は抜群の手応えで手綱をもったままで先頭に並んできました。残り200m付近からようやく追い出しを開始すると、粘る内の馬を振り切り、最後は1馬身1/4差をつけてゴールしています。
レース後、ルメール騎手は
「いいスタート、スムーズな道中の走り、素晴らしい末脚。何ら問題はありません。今日は力が違いましたね」
とのことで、尾関調教師からは
「馬体を維持して、レースに臨むことができました。また、折り合いも大丈夫でしたね。勝ててホッとしています」
とのコメントがありました。
バンゴール、やってくれました!
1.9倍の圧倒的1番人気に応えての快勝です。
まず、スタート。ルメール騎手のコメントでは「いいスタート」とありましたが、実は出遅れています。
しかし、その後が違う。ルメール騎手は実にスムーズに遅れを挽回して見事に流れに乗りました。言いたくないのですが、ここが柴山騎手と違う。ここ、馬が勝手に動くわけでなく、間違いなく騎手の腕の差だと私は思います。
道中は4~5番手を追走。折り合いも完璧で実にいい感じの追走です。柴山騎手だと何でもないところでも「ジェットスキー」をしてリズムを狂わせてしまうことが多いのです。
いい感じのまま4角を回り、いつでも抜け出せるタイミングに。
残り400mで既に先頭に並び掛ける勢い。少し早いかと思いましたがここで追い出し開始。スローペースだったので他馬も速い上がりを使ってくるが、キレ味はやはりバンゴールの方が上。
最後は危なげなく1馬身1/4差をつけて栄光のゴールイン!
土曜日と合わせて今週10勝目となったルメール騎手。特別戦とはいえこのガッツポーズで喜びを爆発!
「クリストフ!ちょっと勝ちすぎィ!」と田辺騎手のこのリアクションが最高でした。
そんなわけで負けられない一戦でしたが、さすがルメール騎手でした。1番人気に応える堂々の横綱相撲での完勝。
柴山騎手でも勝ってたんじゃない?…と思われるかもしれませんが、柴山騎手だったらもしかしたらスタートで後手を踏んだあとのリカバリーでガチャガチャやってリズムを崩していた可能性もありますし、道中であそこまでスムーズ折り合えなかったかもしれません。
タラレバで非難したら柴山騎手には申し訳ないかもしれませんが、これまでの騎乗で散々そういう場面を見せつけられてしまったのですから仕方ないでしょう。
1番人気できっちり勝つ。土、日で10勝を挙げるだけの実力がルメール騎手にはあるのです。やはり騎手は大事だな…と改めて思わせてくれた一戦でした。
基本的に関西所属のルメール騎手ですから、バンゴールの鞍上は一旦今回限りの可能性は高いですが、機会があればぜひともまた乗ってもらいたいですね。
レースについては見た通りで素直に実力が出た結果だと思います。重賞を勝てるかどうかまではともかく、バンゴールはオープンには上がれるだけの実力は持っているはず。
ここで負けると500万からの再出発となり、いろいろと遠回りになりかねなかったのですが、しっかり勝ってくれてホッとしました。
さて、バンゴールの今後ですが、どうなるでしょう。バンゴールが続戦した例というのは極めて少なく、新馬から中3週、そして函館滞在から中3週で札幌戦に出た二度の例があるだけです。
現在4歳のバンゴールは、この後函館開催が始まると同時に降級します(そうですよね…?)。この降級がある事を考えつつ番組を見ていくと、中4週の6月25日(土)の東京10Rで八ヶ岳特別が芝1800m(ハンデ)で組まれています。
3勝のうち2勝を東京芝1800mで挙げているバンゴールとしては、続戦してこのレースを使ってから秋に備えては…という提案をさせて頂きます。
メールやツイッターで何人もの方から祝福のメッセージを頂きましてありがとうございます。
私もようやく今年の一口愛馬初勝利となりました。調子が上向きになったところで再来週の安田記念イスラボニータ、そして函館開催のルナディミエーレも続いてほしいと思います。
バンゴール、よくやった!ありがとう!