一口馬主の喜怒哀楽

社台&サンデーレーシングの一口馬主をして感じた喜怒哀楽を赤裸々に綴っています。イスラボニータ(引退→種牡馬)、バンゴール(引退→繁殖牝馬)に出資していました。現在は小休止中。またイスラボニータ、バンゴール産駒で一口馬主になりたい。

ランキン馬主への道? その453 イスラボニータ、安田記念一週前追い切りは好時計

2016年05月25日
美浦TC

来週6月5日(日)東京・安田記念(G1、芝1600m)に蛯名騎手で出走を予定しています。

きょう(水)蛯名騎手が跨って、ウッドチップコースで時計を出しました。6F79.8-64.1-36.1-12.2秒をマークしており、蛯名騎手は

「1週前なのでしっかり追いました。休み明けは稽古で動いても競馬の結果が出ていないことから、最後1Fはしっかりと追っておきました。春の頃よりもグッと良くなっています。今度は東京コースですし、何とか復活させたいですね」

と話していました。


2016年05月25日
蛯名 美南 W 良
80.6-64.7-50.4-36.8-11.9
テキスタイルアート(古1000万)一杯の内を1.3秒追走同入
4 直一杯追う

f:id:mtansince2001:20160525211913j:plain

安田記念まであと10日ほどになりました。世間はおそらくダービー一色なんでしょうが、自分の出資馬が出ないダービーはホント気にならない。

強いて挙げればディーマジェスティで蛯名騎手に悲願のダービー(&2冠)を獲ってもらって、気分良く安田記念に挑んでもらいたい…という事です。ですから、私のダービー本命はディーマジェスティで決まりです。


さて、注目のイスラボニータの一週前追い切りが無事に済んだようです。

公式の時計とブックの時計が違っていますが、最終的にブックの時計が正式に残りますのでブックの時計を参考に話を進めていきます。

とりあえず過去最高の時計です。…がしかし、馬場の「4分」どころを通ったみたいなので、かなり内を回っていますね。それならこれくらいの時計は出て当然でしょう。

良かったのはブック計時ではラスト1ハロンで11秒台が出たこと。これはWコースではマイルCSの最終追い切りの際に出したラスト1ハロン11.8に次ぐものです。

全体時計はその時のものをラスト以外では全て上回っています。ただ、マイルCS週は重馬場での追い切りでしたし、7分どころを通ったとあるので、今回とはだいぶ走った距離も違うので一概に比較は出来ませんね。


今回併せた馬は1000万下の馬ですが、先日500万下のD1200mを7馬身圧勝したテキスタイルアートで快速馬ですから、これを相手に直線だけで追いついたという内容は濃いですね。

今年に入って一番ビシッとやった追い切りなのは間違いなく、さすがにG1、そして復活をかける追い切りだけにかなり負荷をかけてイジメた内容となりました。

そしてイスラボニータもよく耐えて頑張ったと思います。


この後はいつも通りコンディションを整えていく調整に入っていくと思われます。

昨年秋のマイルCSでは仕上げは間違いなく凄かったのですが、テンションが高くなったためかスタート前に急にガチャガチャしだして大出遅れとなってしまい勝利を逃してしまいました。


そのあたりの微調整はとても難しいものですが、前走の大阪杯では好スタートを切ってますし、最終的にはレースの時に祈るしかない…という感じです。

安田記念が行われる東京芝1600mはイスラボニータにとっても最も能力を発揮できるのでは?…と思われている舞台です。

調整過程が不明ですが出てくる以上はモーリスはモーリス。そしてドバイターフを制して勢いのあるリアルスティール。とうとう追いついてきたサトノアラジン。


マジックタイム、サトノギャラントも回避で現時点で最大14頭立てとなるフルゲート割れの珍しい安田記念ですが、言い換えれば歯が立たない馬は逃げたともいえます。

量より質の今年の安田記念となりそうですが、イスラボニータが本来の実力を出しさえすればモーリスもリアルスティールも問題ではありません。


中山記念9着、大阪杯も5着…と、過去の安田記念勝ち馬の歴史を見てもこういう凡走からの巻き返しは非常に少ないわけですが、イスラボニータはそれまでのフジキセキ産駒の常識や、ローテーションの常識を打ち破ってきた馬です。

先日のストレイトガールも同じフジキセキ産駒。香港9着、阪神牝馬9着という成績から見事に巻き返しました。

終わったとみせかけて、もう一度成長&復活するのが一流のフジキセキ産駒の共通項です。


すでにフルゲート割れが確定している安田記念だけに例年と違う結果になる可能性も大きいと思います。

イスラボニータの復活、期待したいと思います。