一口馬主の喜怒哀楽

社台&サンデーレーシングの一口馬主をして感じた喜怒哀楽を赤裸々に綴っています。イスラボニータ(引退→種牡馬)、バンゴール(引退→繁殖牝馬)に出資していました。現在は小休止中。またイスラボニータ、バンゴール産駒で一口馬主になりたい。

ランキン馬主への道? その504 イスラボニータ、安田記念は無念の8着…だがこれも勝負

2017年06月04日
美浦TC

6月4日(日)東京11R・安田記念(G1・芝1600m)にルメール騎手58kgで出走、馬体重は前走から8kg減の480kgでした。好スタートから先団の外めを追走していきました。その後は勝負どころから追い出されたものの、直線の入口で進路が塞がり、まともに追えない状況となってしまいました。残り200m付近で馬群がバラけましたがそこからの伸びを欠き、勝ち馬から0.4秒差の8着に敗れています。

レース後、ルメール騎手は「馬の状態はとても良かったです。ただ、直線で前が開かずに行き場を失ってしまいました、申し訳ありません」と話しており、栗田博憲調教師は「思い通りに行かず、不完全燃焼のレースになってしまいました、残念です。この後は山元TCへ放牧に出して、秋へ備えることにします」とコメントしています。

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カメラちら見ボニータ

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マジメなボニータ。前脚がここまで伸びる馬もなかなかいません。

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ファンサービスボニータ(あちらこちらで女性が手を振っておりました)

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やったるぞ~とルメール騎手とイスラボニータ

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パドックでは歩様はいいのですが、やや大人しい目でした。ただ、ルメール騎手が乗った途端に明らかにスイッチも入り戦闘モードに。これで安心しました。返し馬は最近のいつも通りサラッと。

レースはやはりスタートは上手くきってくれました。ルメール騎手の補助もあって一完歩目なら先頭でしたよ。

その後ある程度先行しつつイイところでポジジョンを取ったかに見えましたが、200m過ぎにヤングマンパワーが無理やり抜いていってさらに位置をあげていきました。

600mが33.9と平均やや早めの締まったペース。イスラボニータは先行集団やや後ろの絶好のポジション。ここまで決して無理はしていません。

ただ、終始ヤングマンパワーがフラフラして落ち着きがない。直線に入ってヤングマンパワーとブラックスピネルの後方に。二頭の間が空きそうで空かない…。

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こんだけ進んでもまだ空かない…。そうこうしてるうちにヤングマンパワーの横が空いたのだがそこは勢いがついていたグレーターロンドンに取られてしまう…。

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ブラックスピネルが垂れてきたのでヤングマンパワーの後ろに。今度はヤングマンパワーも垂れてきてグレーターロンドンの後ろにつけることに…。

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レースも終盤にはいってるが今度は前にグレーターロンドンがいて全力前回にはできない…。

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最後は追うのもせずなだれ込んでゴール。正味150mくらいしか追っておらず、常に前馬がいたのでアクセル全開にも出来なかった印象。

同じくあまりスムーズではなく同じような位置から追い出したエアスピネルが最後はグイッと伸びて着順を上げたのに対して、イスラボニータはほとんど追えず脚が残っているはずなのにゴール前は脚色が同じになってしまいなだれ込んだだけ…というのが私は非常に気になっていました。もしかして故障か?…と心配しました。

…ですが、上記のパトロール映像確認でゴール前も前にグレーターロンドンがおりアクセル全開に出来なかった事情が分かったのでホッとしました。

結果的には直線入口でやや強引に外に出して追えていれば面白かった…とは、正直思います。あのドンづまりでもイスラボニータの上り3Fは34.4でした。額面上はあと0.4秒、残り400m地点から0.2秒ずつ速い脚を使っていればゴールでは並んでいた計算になりますし、進路さえあれば残り400mから0.2秒ずつ速い脚を使う事は「絶対に出来ていた」、すなわち「勝ち負け」になっていたと思います。

…思いますが、それはあくまで結果論。負けは負けなので黙って(黙ってないけど…)受け入れます。また、外には出さずに馬群の中で勝負する事を選択したルメール騎手の騎乗も間違いのないものだったと支持します。もしも私がイスラボニータに乗れたとしてもああしますよ。しかし、進路がない事は競馬ではちょいちょいある事とはいえ、あそこまで終始進路がないのも珍しい事でした(苦笑)。

繰り返しで、負け犬の遠吠えにしかなりませんが、スムーズだったら並んでいた(本音は勝っていた)と確信しています。今回は運がなかった。

マイラーズCではすべてが上手くいってましたし、ルメール騎手のG1連勝記録もあったのでその反動が一気に出てしまったという事でしょう。

これでイスラボニータの馬券人気が落ちてくれるならしめたものです。願わくば、秋もルメール騎手が全部乗ってくれる事を祈ります。きっと彼も今回の件もあり、引き続き秋も乗ってくれるものと信じております。

レース直後は放心状態でしたが、パトロールを何度も見て、ま~~~~~~ったくレースをしてない事がよくわかりましたので、個人的には気持ちは切り替わりました。悪い事があれば次はイイ事があるのが勝負事ですので、陣営はどうか気持ちを切らさずにイスラボニータの調整をしてくだされば…と願います。

最後に一言だけ言わせてください

「ちくしょ~~~~~ちっくしょ~~~~~」

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