ランキン馬主への道? その437 イスラボニータ復活はならず。大阪杯は5着
2016年04月03日
美浦TC4/3(日)阪神11R・大阪杯(G2)に出走、馬体重は476kg(-4)でした。五分のスタートを切ると、道中は5番手を追走しました。
勝負どころでも脚を溜めると、直線は馬場の真ん中から差を詰めようとしましたが、今ひとつ伸びを欠いてしまい、勝ち馬と0.6秒差の5着と敗れています。
騎乗した蛯名騎手からは
「道中はスローということもあり少し掛かり気味でしたが、最後はこの馬なりにジリジリとは伸びています。ただ、直線は内にモタれてなかなか外に出しずらかったです。大敗だった前走と比べると内容は良くなっていると思いますが、どうも古馬になってから攻め馬の動きの良さが実戦に繋がっておらず、良化がスローという感じがしますね」
とのコメントがありました。
大阪杯、見てきました。
調子は中山記念より良かったです。パドックの気配、中山記念のような重苦しさはなく、柔らかさしなやかさが戻っていました。やれる…と期待しました。
レース、ゲートで少しチャカついたので嫌な予感がしましたが、なんとか五分に出ましたね。
五分に出たしわりといけそうな感じだったのですが、蛯名騎手がそうそうに押さえ込んでしまったのは残念でした。
前に壁が出来たのは良かったのですが、今日はペースが遅すぎてリズムが若干良くなかったですね。
3角をすぎたところでショウナンパンドラが上がっていったタイミングでスパートしても良かったと思うのですが、蛯名騎手が不安に思ったのか、それとも弱気だったのかあそこではいかず。4角手前でスパート。
中山記念よりは反応したものの、前も止まらず、バテたマイネルラクリマと、(よく分からないが伸びなかった)ヌーヴォレコルトを交わしたのみで5着なだれ込み…という感じでしたね。
残念ながら直線で声が出るレースではありませんでした。
内外の差があったかもしれませんでしたが、併走していたラブリーデイも差せませんでしたし、逃げたキタサンと同じ上がりの33.6は不満が残ります。番手のアンビシャスは56kgとはいえ33.4なのですから…。
公式HPの蛯名騎手のコメントにあったように直線でやや内に差さっていたのも理由でしょう。
前残りで見事な競馬をした上位2頭の騎手に比べて、ふがいない4着以降の騎手…という図式になってしまいましたが、イスラボニータ自身もまだ本調子ではないですね。もしくはこれが衰えなのか…。
次が安田記念であれば、そこそこの「布石」は出来たと思いますが、やや中途半端な感じになってしまいましたね。蛯名騎手にはもっと思い切った騎乗をして欲しかったです。アンビシャスの位置を取ったとしても勝てなかった可能性は高かったと思いますが、もっと次につながったと思いますし、蛯名騎手の中で「4~5番手で競馬をしなければ」みたいな固定観念が邪魔してるような感じもしました(ペースは遅かったのに…)。もしくは良い時のイスラボニータの印象が残りすぎてチグハグになっているのかも…。
3~4角は挟まれていて動くに動けなかったのかもしれませんが、スタート直後そうそうに押さえたのは蛯名騎手ですからね…。結果論ですがあそこで勝ち目がかなり薄くなってしまいました。
…というわけで、今日はちょっと蛯名騎手の手綱さばきにやや不満…といったところです。ただ、イスラボニータもまだ完調ではなかった…とも思います。
良化がスローなのならば、いっそのこと重ハンデ覚悟で…、と言っても58kgで出れるでしょうに新潟大賞典に出してみては…とも思うのですが、まあしないでしょうね…。安田記念で全てが噛み合ってくれればいいのですが…。
ここまでグチグチと書いてきましたが、それでも、イスラボニータが無事に走ってくれて良かったです。完全に終わった馬ならば5着にも来れてないと思いますので、そういう意味では希望は全然残っています。
楽しみにしていた大阪杯も終わってしまいました。
イスラボニータの現役生活もおそらく今年一杯のような気がします…。あと一つG1の勲章を取らせたいのですが…。
イスラボニータ、頑張ってほしい。