ランキン馬主への道? その485 イスラボニータ、マイルCS一週前追い切りを無事に終える
2016年11月09日
美浦TC
来週11月20日(日)京都・マイルチャンピオンシップ(G1・芝1600m)にクリストフ・ルメール騎手で出走を予定しています。
きょう9日(水)はウッドチップコースにて5Fから67.8-53.6-38.7-12.6秒の時計を直線強めに追われてマークしました。
栗田博憲調教師は「6馬身ほど前に馬を置いて、追っかけましたが、最後は2馬身ほどの追いつきませんでした。それでも1回レースを使った分、馬は良くなると思いますし、来週はいい雰囲気で最終追い切りに臨めるよう持っていきたいですね」とコメントしていました。
う~ん…。
一度レースを叩いてどこまで上昇してくるか…と期待していたのですが、率直な感想を言うならば(まだ思ったほどではない…)という感じですね。
単純に調教タイムを比較してみましょう。昨年のマイルCS前の時計です。
今回
2016年11月09日 助 手 美南 W 稍 67.8 -53.6 -38.7 -12.6
5 直強目追う
昨年マイルCS前レース週追い切り
2015年11月18日 蛯 名 美南 W 重 81.7 -65.8 -51.2 -37.5 -11.8
ウィズエモーション(二500万)強目の内を1.7秒追走0.1秒先着 7 馬ナリ余力
叩き二走目…という比較では天皇賞・秋の方が正確かもしれないのでそちらも
昨年天皇賞・秋前レース週追い切り
2015年10月28日 蛯 名 美南 W 良 67.1 -52.2 -37.6 -12.5
ウィズエモーション(二未勝)馬ナリの内を0.8秒追走0.1秒先着
どちらを比較するにせよ、すべての地点の時計で今回は劣っているんですよね…。
…とここまで書いて、時計が「レース週の最終追い切り」の時計だった事に気がつきました(汗)。今回はまだ一週前です。
昨年の一週前追い切りはいずれも木曜日にかなり軽目に乗られていて、「馬なり」で
(マイルCS一週前)
71.3 -55.0 -40.5 -13.2
(天皇賞・秋一週前)
76.8 -60.3 -44.6 -13.9
というような軽めの調整でした。この時の時計と比較すれば今回はかなり負荷をかけていた…という事にはなります。
思ったほどに調子が上がってこないので今回は「直線強め追う」という事だったのかもしれませんので、そのあたりは何とも言えませんが…。
このあたりは厩舎サイドのさじ加減になるのでしょう。レース週の最終追い切りがどのようなものになるか注目です。
昨年のマイルCS前の最終追い切りでは重馬場で馬なりながら81.7 -65.8 -51.2 -37.5 -11.8というスーパーな時計が出て、私は鳥肌が立った事を覚えています。
ただ、イスラボニータも既に年齢を重ねているので、それなりに調教駆けしなくなっている面もある思います。
なので、今年は昨年のマイルCS前最終追い切りほどまでの時計は必要ないと思います。時計面では全体時計をそこそこ(67~68秒)にまとめて、ラストは馬なりで11秒台が出てくるようならば私は十分に印象が良いものになってくると思うのですが、皆さんはいかがでしょうか?
イスラボニータの場合は時計もそうですが、映像で見た方が調子が分かりやすいタイプだと思いますので映像面も注目ですね。
…と、ここまで書いて(二度目!)、レーシングビュアーでマイルCS一週前追い切りが掲載されているのに気がつきました!
…試聴中…
うん、いい感じじゃないですか!
2馬身遅れたと書いてありますが、実際にはゴール板を過ぎたところでサクッと追いついていますし、調教時計の数字から受ける印象よりも、映像の方の印象は全然イイです!
※2馬身遅れ…という文字面のイメージと全然違う。やはり映像があるとありがたいですね。
例によって手前を五、六度(苦笑)と何度も替えていますが、脚の回転はスムーズで大飛びのボニータとしては十分にクルクル回っていますし、クビの動きとの連動もとれています。半面、2~3歳に見せていたような柔らかさ…はさすがに目立たなくなってきてますが、そこは致し方ありません。
これが富士S最終追い切り時
これが今回。
ある一部分だけを切り抜いてもさすがに違いは分かりませんね(汗)。まあ映像を見る限りは公式コメントにあった(2馬身遅れ)という文字から受けたマイネスイメージは一蹴されました。
まったくの順調としか言いようがありません。このまま無事に最終追い切りを終えてほしいですね!